しぇからしか (兵庫県宝塚市)

しぇからしか (兵庫県宝塚市
☆☆☆☆★
 
お店概要
住所 兵庫県宝塚市仁川北2-10-30
電話 0798-51-4400
交通手段 阪急今津線仁川駅
営業時間11:00~翌2:00(日曜は~21:00)
定休日無休
座席数C11席
駐車場 隣のコインパーキング(100円/20分)
 
店の前に来た時点で、すでに店前には「とんこつ」の香りが漂い、ニヤッとしてしまう。和歌山井出商店もそうなのだが、この手の「店内・店外トンコツ臭」系のお店は結構賛否両論分かれがちなところ。最近はチェーン店等が増え、店で仕込みを行わないところもあるので「この手」の臭いがしない店も多いですからね。まずここでは勇気を持って店内に入っていただきたい。
 
[お店外観]
イメージ 1
お店内部はカウンターのみ!横一列にずらっと並ぶ
 
昨今の関西のトンコツのスープと言えば、恐ろしくレベルが高く、旧来のトンコツをベースに「味を濃くし・コクを出し・それでいて臭くは無い」を追求しようと、次々と美味いトンコツラーメンの店が出現している。関西では、どろつとした乳白色スープが定番ですが、「しぇからしか」のスープは、少し灰色がかった透明感のある「さらっと」したスープです。
 
[ラーメン]
イメージ 2
ごま・紅しょうが投入前
 
 [ラーメン]
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ごま・紅しょうが投入後(笑)
 
一口目、強い「トンコツ臭」が鼻に来ます。でもスープが喉を通り胃に落ちる頃には、臨戦体制に入っているから不思議です。画像が2枚ありますね。実はこの最初のスープを一口のんだあと、無意識にごまを振りかけ紅ショウガを乗せ…画像を撮るのを忘れていた……んで、まだ箸を入れただけの奥さんのラーメンの画像を撮らせてもらったという次第。まだまだ、ブログに記事を書くことに慣れていないせいか、「一口目マジック」にかかると、しばしば撮影を忘れます(^^ゞんで、ごまと紅ショウガ(控え目)で、いただきま~す!!
スープは前述しましたが、「あっさりトンコツ元祖!!」的な味としか、いいようがない!!本場長浜はもっとさらっとしていたかもしれないが、、いい意味でも悪い意味でも「いじり過ぎている」今の関西トンコツは背骨が違う!って感じです。似て非なるもの…25年位前初めて食べた長浜ラーメン「臭!でもウマ!うわ紅しょうが置いてある!」に極めて近い感覚…。
 
麺…文句無しの細麺・固さ。この店では「粉落とし・ハリガネ・バリカタ」は同じ硬さだそうです。今回は無難な硬めで食します。細い麺にからまるトンコツスープとの相性は抜群です。トンコツスープって太い柔らかい麺になると麺がスープを吸い過ぎて臭くなるんではないかと…だから麺が細く硬めになるのでは…、大盛りとしてしまうと後半はやはり麺がスープを吸い過ぎる…だから替え玉なのではないか…などと素人ながら色々考えてしまいます。んで、他の味が加わりトンコツ臭さが薄れるたびに普通の太さに近づく…徳島や和歌山のように、なぁんて通ぶった考えが頭をよぎりながらも、半分ほど食したところで替え玉(硬め)を注文。後半は紅ショウガを増量!!

具材は…ネギ・肉・……あれっ?木耳が入っていない…あれっ細切り木耳は定番なのでは・・・・代わりに?海苔???肉が異様に薄く、薄切りハム位の厚さしかない…。
まぁ追加の具材としては「にんにく」「高菜」等など有りますが…るだけ。う~ん、「細麺にトンコツからめて味わってくれい!!」ってことでしょうか…まぁ確かに具沢山とんこつは他にいくらでもありますがね。一杯600円でこの立地で店を出すのは大変なことだとは理解しますが…。でも☆一つ減らしちゃいます(笑)。
 
[ごまと紅ショウガは取り放題]
イメージ 4
 
最近の進化の最終形を目指す「関西トンコツラーメン風」も無論それぞれ美味いし、否定する気もない。けど、「戦後の屋台のラーメンからこの味ですけど、何か?」みたいな背骨の太さを充分感じさせてくれるお店です。(別にこのお店が戦後の屋台から始まったってわけじゃない)
 
※注意 阪神競馬場が近くにあるので競馬のある土日の混み方は普通じゃないと思う。