中華そば いのたに (徳島県徳島市)

中華そば いのたに (徳島県徳島市)
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お店概要
住所 徳島県徳島市西大工町4-25
電話 088-653-1482
交通手段 JR徳島駅から徒歩15分
営業時間 10:30~17:00(閉店)定休日月曜(祝日の場合は翌日休、1月1~3日)
座席数 C40席 個室なし
駐車場 有り
 
到着は11時30分、すでに店内では立ち待ちの状態。まずは券売機で食券(プラスチック札)を購入。今回は当然、あれこれ悩まず中+卵+白飯で700円也。このお店では中が並扱いですが、それでも関西の普通のラーメンと比べると「気持ち」少なめです。
 
食券を購入すると、店員さんがすばやく声をかけてくれ、食券を引き取り席待ちの順番に食券束を並べる。次から次へと上ってくる鉢を台車を巧みに操りテキパキさばく店員さんたち。愛想のよさ、気配り、動き、なかなかものです。5分程待つと席が空き案内される。当然のことながら、客が席に着いてからさっきの食券でオーダーを通す。と、目の前に水、そしてこのコップの上にレンゲが置かれる。どうやらこれが、この店のお決まりのルールのようだ。ラーメン待ちの客の前にはレンゲが「ちょこん」と乗ったコップが一つ。なんか奇妙だけど、面白い風景。待つこと数分でやってきた。
 
[いのたに 中+卵]
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出されるやいなや、スープを一口、バラ肉を少し齧る。うーん辛い。ここで躊躇することなく、生卵を「ぐちゃっ」と潰し全体をかき混ぜる…一気に味がマイルドになる。「うんうん。いのたにでこれをやりたかったんだよ」などと心の中でつぶやき、一気に食べ始める、途中白飯もかきこみながら。
 
ところで、この生卵もただの卵じゃなかったと思う。店内になにか注意書きがあったが忘れてしまった・・・。なんせ、いわゆる「黄身が固いー弾力のあるー生卵」なのである。まぜるのにも結構思いきってかき混ぜた気がする。
 
麺は中太。カンスイの利いた「中華そば」そのもの。これが濃いスープに特によく合う。
 
具はバラ肉・メンマ。このバラ肉の辛さが賛否分かれるところ。でも最初に卵を混ぜご飯と一緒に食せば、至福のひと時。
 
徳島ラーメン独特の濃い味付けは色々意見もあるであろうが、「いのたに」の場合味はもとより、店員さんの客サバキが見事。食券を買ってから店を出るまで、おばちゃん(失礼)達のテキパキした動きのお陰で見事にお客がさばけていく。機械的に見えて心のこもった、時には子供連れへの配慮など、サバキは見ていて気持ちがいい。
このあたりも他のラーメン店ではちょっと見られない風景。
 
徳島に行かれた際は是非この「満足量産店」を試してみられては?