さよならはばタン列車 3月ダイヤ改正で JR姫新線

さよならはばタン列車 3月ダイヤ改正で JR姫新線 

 2006年に開かれた「のじぎく兵庫国体」のマスコットキャラクターをデザインしたJR姫新線の「はばタン号」が、3月のダイヤ改正で姿を消す。車両の老朽化で09年にいったん運行を終了したが、同年8月に起きた県西・北部豪雨で災害ボランティアを運ぶために復活、運行を続けていた。沿線からは引退を惜しむ声が上がっている。
 はばタン号は06年5月、「のじぎく兵庫国体」に合わせ、姫新線に導入された。旧国鉄時代の1981年に製造されたディーゼル車両(キハ40系)に柔道、バレーボールなどをするはばタンをデザインを施し運行。当初は1年間限定だったが、沿線住民らからの人気が高く、09年3月まで延長された。
 ところが、その年の8月に県西・北部豪雨災害が発生。佐用町などが大きな被害に見舞われたため、JR西日本が復旧を支援しようと同年11月、「がんばろう!佐用町」と記したヘッドマークを付け、はばタン号を復活させ、被災地へ向かうボランティアらの足となった。
 その後も姫路‐上月間で1日8本運行。独身の男女に出会いの場を提供する「婚活列車」などにも利用されたが、車両の老朽化や既に新型車両が導入されていることなどから、姫新線の試験増便期間(2年間)が終了する3月に合わせ、“引退”が決まった。
 通常ダイヤでの運行は3月16日が最後。同20日に「婚活列車」としてラストランを飾る。
 はばたん号の撮影を続けてきた地元佐用町のアマチュア写真家岡本敏和さん(55)は「佐用復興の象徴ともいえるヒマワリ畑を走る姿が本当に絵になった。見られなくなるのは寂しい」と話す。(小西隆久)

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はばタン バタバタ 以来の?はばタンネタ。今朝の神戸新聞の一面である。一度は引退が決まったが地元の人気に推されて延長。再度、退任するが災害復旧支援のため現役復帰。1981年からということは30年以上に亘り姫新線の足として頑張ってきた。
特別なラッピングを施された車両だから注目を浴びた結果だが、普通の塗装の列車は人しれず引退していくんだな。
長い間、ご苦労様でした。