福島 セシウム検出で緊急会議

福島 セシウム検出で緊急会議 9月24日 16時3分


コメの放射性物質を調べる検査で、福島県二本松市のコメから国の基準と同じ値の放射性セシウムが検出されたことを受けて、二本松市で緊急の会議が開かれました。

コメの放射性物質の検査は、収穫前に一部を刈り取って汚染の傾向を把握するための「予備検査」と、収穫したあとの「本検査」の2段階で行われます。

このうち予備検査の結果、二本松市の旧小浜町で採取されたコメから、国の暫定基準値と同じ値の1キログラム当たり500ベクレルの放射性セシウムが検出されました。

これを受けて、24日、二本松市で緊急の会議が開かれ、市や福島県、地元の農協の担当者らおよそ30人が出席しました。会議では、二本松市の三保恵一市長が「大変残念だが、二本松のコメを守るために知恵を出し合いたい」とあいさつしました。福島県は、二本松市全体を「重点区域」に指定して、今後の「本検査」では検査地点を当初の予定より大幅に増やしてコメを出荷できるかどうか判断することにしています。

会議では、すでに刈り取りが始まっているコメについて、本検査に備えて倉庫などを確保したうえで保管しておくよう生産者団体に求めました。今後、福島県二本松市は、本検査を行う場所や日程について検討を急ぐことにしています。

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「二本松のコメを守るために知恵を」・・・・・・・

え~っと、東京電力に求償する以外に何があるのか?そこで「即刻出荷をやめて求償しよう」という答えを出さないから市場に出回る可能性がある・・・と消費者は疑心暗鬼になる。

それをマスコミが「風評被害」にすりかえることで、東京電力への矛先がかわされる。

正直言って「田植え」をした時点から時間はあったのに、数値が出るまで「出たらどうするか?」を考えていなかったのか?刈り取ってから「緊急会議」っておかしかないか?今までどんな商売の仕方してきたんだ?

1キログラム当たり500ベクレルの放射性セシウムってのは、国際的は通用しない基準値で、東北文京大松田浩平教授によると、

大体、国の暫定基準値の500Bq/Kgは全面核戦争に陥った場合に餓死を避けるためにやむを得ず口にする食物の汚染上限。
もしも放射性セシウム137が500Bq/Kgも含まれた食品を3年食べたら致死量に達します。全てが基準値ぎりぎりではないとしても重複内部被曝を考えれば政府の暫定基準値では10年後に半数以上の国民が致死量以上に内部被曝する可能性が95%を超えます。つまり暫定基準500Bq/Kg未満で安全宣言すすると言うことは、その食品を食べた人が10年後に半数は死亡してもかまわないと言っているのと同じだと言うことを忘れないでください。

とも述べておられる数値。

そんなの出荷してみろ。重複被爆を恐れて、東日本全ての農作物の販売に影響するとは考えないのか。自分で自分の首しめてるよ。それどころか廻り(東日本)を巻き込みかねない硫化水素自殺にならなければいいのだが。

基準値ぎりぎりでも、隠蔽せずに正直に公表したことは敬意を表します。でもこの先の判断で福島のみならず東日本への不信感につながらないようご注意を。

19:05 追記
500ベクレルという結果が出たのは15日のことだった。「検査方法がおかしくはないか」。県農林水産部の幹部は担当者に疑問をぶつけ、再検査を指示した。だが、19日に出た再検査の結果は490ベクレル。県は23日夜になって、最初に出た500ベクレルを検査結果として公表した。」

好意的に判断できる限界。