たか和（兵庫県西宮市）

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住所兵庫県西宮市上ヶ原三番町5-53

TEL 0798-24-1323

交通手段阪急バス上ヶ原バス停、上ヶ原六番町バス停よりそれぞれ徒歩2分

　　　　阪急　甲東園駅から１５分位

営業時間　11:45～14:00　18:00～23:00

　　　　　売切れ次第終了

定休日　月曜日

席数　14席（カウンター6席、4名テーブル席×2）

駐車場　有

禁煙・喫煙　完全禁煙

専用駐車場２台（隣のコインパーキング奥２台）

　うちの自宅から結構近く前から気になっていた店である。関西学院大学近くとはいえ住宅街。近くの駅からも結構遠いし登り坂。こんな住宅街でラーメン屋さんってご近所相手の中華屋さん？とか思っていた。駐車場は運よく一台空いており何なく駐車。店の構えを見ただけで何故だか気分が高揚してきた。

[お店外観]

　店に入ると実にこじんまり。４人がけテーブル２つとカウンター席６つ。でも店に入った時の雰囲気というか…なんか期待できそう。壁には色々貼ってあるものの、まずはメニューを拝見。らぁ麺（こく旨）を注文。

[メニュー]

　水とともにレトロなヤカンが持ってこられる。表面にびっしり汗をかいたヤカン。これを見ただけで何故だか食欲がわく。ラーメンがくるまで色々あたりを見回す。レンゲは一般的な白いものと木製のものが選べるようだ。まあ撮影の邪魔になるんであとでいいや・・・とか思って待つ事数分。「らぁ麺（こく旨）」がやってきた。

[らぁ麺（こく旨]

　やや小ぶりに見えるが厚みのある深い鉢。木製の台に乗っている。つくやいなや、何やら独特のコクのある香りが・・・・。この姿を見た時点で確信めいたものを感じた。

　えらく前置きが長いが早速食してみる。

スープ…鶏ガラトンコツ醤油なんだが、今まで食したものとは何かが違う。トンコツであるにもかかわらず鶏をコクのベースにしているのか・・・。煮干しも使ってはいるのだが魚臭さはまったくない。よくある「魚粉」を放りこんで、和風と名乗ったり「魚介のダシ」とのたまうスープとは、まったく違う。甘味も結構感じるのだが野菜類から出たものとも違う。鶏でここまでの甘みが出るのか・・・まるで味の構成が読めない旨さにしばし呆然とする。念のため書いておくが糖類からくる甘味ではない。例えは難しいが「イカ墨」って甘味を感じますよね。あんな感じの蛋白質やアミノ酸の甘みというか旨味が満ちている。軽くかけられたマー油との塩梅も絶妙である。

麺…ストレートの細麺であるが、これまたタダモノではない。全粒粉の小さなツブツブが見え隠れし、それが食欲の火に油を注ぐ。普通の「つるつる　しこしこ」とは違う食感。柔らかい感じはするのだが、噛み切る食感が違う。全粒粉からくる穀物風味？も楽しめ、麺が小麦から出来ていることを改めて思い知る感じである。細麺でありながらここまで食感・風味を味わえる麺はそうそうないのでは・・・。

具材…チャーシューは２枚。もう少し厚いと個人的にはうれしい。もやし、まあ普通。ほうれんそう、湯がき状態も丁度良く、ほれんそうらしい香りも残りスープや麺との相性もいい。白髪ねぎはさっぱりしていてスープが濃い分丁度いい感じ。

総評…結構濃いめのダシなのではあるが「濃厚系」とは違うスープ。風味溢れる麺。バランスのとれた具材。非常に満足した一杯。レパートリー（食後の雑炊等）も工夫はされているようではあるが、それはおいおい賞味するとしましょう。替え玉２００円はお高いかな？感はあるが、学生さんには１００円で供してられるようですし、２００円であれば「ファン代」と思えば素直に払える。

あと器に厚みがあるせいか、最後までスープは冷めることもなく、なお麺は最後までしっかりと食感を残していたのは立派。この器一つ一つ柄が違い結構かわいい(^^ゞ

☆付けは悩みましたが、、、、どうせ私の主観ですし、この辺ピな住宅街への出店を応援する意味も含めて・・・☆５つ！

ＰＳ　さて私はどっちのレンゲを使ったでしょう…答え　食べるのに夢中でレンゲを使うのも忘れ、いわゆるデッド飲み(笑)でした。

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